深沢洋一外務大臣政務官とモハメド・アリ・ハッサンジブチ共和国外務・国際協力省事務局長との会談

月25日午前11時27分から約20分間、アフリカ開発会議(TICAD)閣僚会合出席のため来日中のジブチ共和国モハメド・アリ・ハッサン外務・国際協力省事務局長と会談した。会議の概要は以下の通り。

冒頭、深澤政務次官は、ジブチは「自由で開かれたインド太平洋」を推進するための重要なパートナーであり、安全保障分野を含む両国間の協力が着実に進展していることを歓迎すると述べた。深沢氏はまた、IGAD議長国としてアフリカの角の平和と安定の確保に主導的な役割を果たしているジブチを高く評価した。

これに対し、ハッサン事務総長は、TICADプロセスは日本とアフリカをつなぐ重要な機会であると述べた。また、ハッサン事務総長は、日本はジブチと長年の関係を持つ戦略的に重要なパートナーであると述べ、日本からの広範な支援に感謝の意を表明した。また、ハッサン事務総長は、ジブチの自衛隊基地がアフリカの角の平和と安定、紅海の安全保障に貢献していることに意義があり、スーダンで武力紛争が発生した際の邦人退避作戦は、日本とジブチの協力の成功例であると述べた。

双方は、安全保障と防衛の分野での協力に加え、今年1月にE/Nが締結されたパルメライ道路における橋の建設や道路改良プロジェクトなど、地域の連結性を向上させる取り組みにおいても引き続き協力していくことを確認した。

双方は、来年のTICAD9に向けて日本とジブチの関係をさらに発展させていくことを確認した。