
ヨニス・アリ・ゲディ天然資源担当エネルギー相は昨日、日本の首都東京にて、国際協力機構(JICA)とジブチ地熱エネルギー開発省(ODDEG)との間で締結された、アッサル湖フィアレ・サイトにおける中間貯水池の確認に関する重要な覚書の調印式を主催した。
JICAインフラ管理部の田中宏夫部長とODDEGのKayad Moussa Ahmed部長が署名したこの文書は、より決定的な結果が得られる可能性があることから、JICAが資金を提供するハンレ地熱資源探査プロジェクトをフィアレサイトに移転すること、資金が利用可能であることを条件として、このサイトで新たな坑井掘削活動を実施すること、ジブチの土壌で地熱発電の期待される成果を達成するための明確かつ正確なタイムテーブルを設定することを定めている。
両者はまた、フィアレ・プロジェクトの中間貯水池が地上に姿を現した後も、同国における地熱資源の調査・探査・開発というミッションにおいて、JICAがODDEGを引き続き支援することでも合意した。その結果、小規模の生産ユニットが設置され、日本の独立系発電事業者から追加掘削のための資金を調達することになる。
この目的のため、ジブチと日本は、天然資源担当エネルギー大臣を議長とし、プロジェクトに関わる全ての利害関係者の代表で構成される共同モニタリング委員会を設置することに合意した。また、プロジェクトの進捗状況を確認し、適切な解決策を見出すために、直面する問題、困難、制約を検討するための調整・協議会議を3ヶ月ごとに開催する。
このイベントには、ODDEGのモハメド・シキー・カヤド取締役会長、天然資源担当エネルギー大臣技術顧問のマハディ・ワベリ・ハッサン氏、在日ジブチ大使館参事官のハッサン・イブラヒム氏、ODDEGの地熱掘削プログラムのプロジェクト・マネージャーのアブディラサク・オマール・ムーミン氏が出席した。